大人になる

住んだことがある都会と言えば福岡市内ぐらいの自分の経験値なので

昨年度の千葉遠征

知らない土地へ行き、久しぶりの電車に乗り

移動だけでも疲れたーて感じだった

そんな中で、小学生4-5年生ぐらいの男の子が

テニスのラケット入れをからって1人で電車に乗ってる姿を見て

こういう経験を積ませたい

という自分の想いがより鮮明になった

旅させて

サッカーの遠征だけど、自分の目的は半々

サッカーのレベルアップ

人間力のレベルアップ

そのどちらも成長する機会だと思っていた

サッカーのレベルアップだけだったら、わざわざ飛行機に乗って関東まで行かなくてもいいかもしれない

もちろん素晴らしい対戦相手とのゲームを経験出来るから今回は絶対に行く価値があるんだけどね

プラスで車社会の熊本で生きていては経験出来ないこと

親元では感じられない経験

そんなことが旅させて得られる経験値だと思う

生活圏

普段の生活との違いはたくさんある

例えばだけど

エスカレーターは左側に乗って、右側は開けとく

初日はそれで「邪魔になるよ」って言われてた笑

最終日の駅や空港では「左に寄れよ」っていう声も聞こえてて

そんな細かい出来事だけど

そんな小さな変化が大事だと思う

道路を歩けば横いっぱいに広がって

歩行者の邪魔になるわ、自転車の邪魔になるわ、車の邪魔になるわ

それも最終日は「車きたばーい」って声かけあってたり

そんなレベルのこと?と思われるかもしれないけど、そんなレベルのことも気づかない子達だったわけで

電車では、荷物を座席に置いて他の人が座れなくなってて

荷物降ろして席詰めたがいいじゃん、て途中で気づいたり

それも自家用車にしか乗らない生活環境だったら、そんな機会がないから分かりにくいもの

朝食のバイキングでは動きが遅いから、後ろに人をたくさん並ばせてしまってたり

そういう色んな経験をすることが経験値になる

ユニフォームをホテルに忘れた2人は、走って取ってきます、と告げてすぐに出発してた

3日前の彼らでもそうしてたんだろうか

ユニフォーム忘れました、どうしたらいいですかって言ってきてたと思う

忘れ物しても親が持ってきてくれる普段の環境じゃないから得られた経験値でもあるよね

大人と子供の違い

昨年も今年も感じたけど、対戦したチームの選手たちはとても自立してるように感じた

関東の子供達なのか、今回の子供達なのか、今回の子供達は特にそうなのかもしれないけど

ピッチ内での出来事に対して、どーする?どーしたらいい?みたいなのは無く

それぞれが考えて決断して行動してるように感じた

それってサッカーにおいてメチャクチャ大事

大人と子供の違いって何かというと

自分のことを自分でやるのが大人だと思った

行きたいところに自分で行くのが大人で

行きたいところに連れて行ってもらうのが子供

自分のことを、自分で考えて、自分で決める、それに対して責任を持てる

みたいな感じ

そういう意味で、今回の遠征では少し大人になったんじゃないでしょうか

1日目、2日目、3日目と観てきて、そんな変化がたくさん見えました

任せろり

規律のある自由と、ルールのない放任は別物

だから普段もだけど、何をどこまで任せるのか

めちゃくちゃ考えて神経を使って見守ってます

でも、自分自身で経験したことしか身になりません

なので今回も、心配と信頼の相談をしながら、出来る限り自主的に行動させたつもりです

自分の足で、自分の人生の道に立つ

それが自立であり、大人への第1歩

そんな経験をたくさん積ませることが出来た今回の遠征

実りのある3日間となりました

最後に

せっかく少し大人になったのに

家に帰って普段の生活に帰って

今までの子供に戻ってしまったらもったいない

そういう意味で

親御さんも手をかけ声をかけてたところを、少し我慢して見守ってみること

子供自身が自分で考えたり計画したり、それで得た成功や失敗は自分の経験値になるので

いい経験だったね、で終わらせることなく

非日常で得た経験を、日常に繋げていきましょう