積み重ねた背景

あっという間に2月も終わりが近づいてきて、この時期になると卒団式に向けて保護者の皆さんが色々と準備をしてくださる。毎年恒例のメッセージカードは、毎年恒例でまだ全く書いていません笑

VIVOスタートしたのが2010年の4月で、今までたくさんのOB・OGを送り出してきた。だけど、巣立ちに慣れるなんてことは全くなくって、いい意味での心へのダメージは年々大きくなっていってる感じがする。

毎日の積み重ねがあって、そこには小さな変化や成長がある。今日のU-12のTRでも、余りのチームから率先してボールを拾ってる選手がいて、些細なことだけどそういう気付きと行動が自発的に出来ることに成長を感じた。

いつもやらないことや今までやってなかったことを気づいたり行動したり。それはピッチ上でのプレーもピッチ外の行動も含めてだけど、そんな変化の積み重ねがあって、そんな日々を間近で見てるから成長していく姿が嬉しいんだろうし、それを見れなくなるのが寂しいんだろう。

選手同士も同じような話だと思う。試合に勝って喜ぶのも、負けて悔し泣きするのもそこに向けて積み重ねた日々があって、色んな想いが詰まっている。だから心を大きく動かすんだよね。

親も一緒で、送り迎えをした日々、朝早くから弁当を作った週末、夏場に食欲が落ちた時に献立悩んだり、そんな日々の積み重ねがあったはず。

今年の6年の学童五輪で負けた時に、保護者の前で「2試合戦いきらん」って言ったけど、たぶんそれから食事により気を配った家庭はあるんじゃないかと思う。そういう積み重ねの上での選手権での2試合目の戦う姿があって。そこには確かな成長があったし、その背景には半年越しの想いもあったと思うんだよね。

そう考えると、やっぱり選手、親、コーチのみんなが一つのチームとして歩んでいて、それぞれがそれぞれの役割で頑張っていて、どれも欠けてはならないものなんだよね。

選手がサッカーを楽しくできるのは親のサポートや仲間の協力があるからで当たり前ではないし、逆に親が試合を見て感動できるのは子どもたちが一生懸命頑張ってきたからでもある。

勝った負けたといった結果もそりゃ大事だけど、キックオフの時点で達成感を感じられるような積み重ねをしていきたいな。

だから自分にできることをコツコツと積み重ねること。我々コーチ陣は今シーズンも新たな試みにチャレンジしている。よりよいモノを積み重ねていきたいね。