〇〇のせい

なかなか疲れたけど、無事にみんなを帰せて一安心

遠征もそうだけど、普段からどんな思考や想いでいるのかは昨日書いたけど

ある出来事を少し掘り下げておく

色んなトラブルもあった今回の遠征だけど

全てのトラブルは想定の範囲内

カードキー持たずに部屋から出て締め出されたり(笑)

普段の彼らを観ていて、起きそうなトラブルの範囲内だった

飛行機降りてすぐ「移動するときは必ず人数を確認して」と強く伝えておいた

で、早速直後の電車で迷子というか家出というか(笑)

問題点はどこでしょう

「改札口を通っておいて」と伝えたけど

「先に電車に乗っておいて」とは伝えていない

それなのに最初の電車ではぐれたこと

この問題点はどこにあると思いますか?

自分が思う問題点は2つ

○全員揃ったか確認せずに出発したこと

○揃ってないのを気づいた人がいたのに何も言わなかったこと

【コーチがいないのに子供だけで出発したこと】は大きな問題点ではありません

これは話をちゃんと聞いていないことが原因にあるし

目的は会場へ移動することなんで、究極を言えば

【乗りたい電車があるから別便で行きます】

でも問題なくて、ちゃんと集合時間に間に合うならOK

極端に言えばだけどね

では、何でこんな事が起きたのかを話していく

添乗員とお客様

去年もそうだし今年もだけど

【現地での移動を自分で調べておくように】

子供たち本人にも伝えたし、親にも伝えた

で、実際に現地で動き出すと

「コーチ!付いて行きます!」みたいな雰囲気で後ろを付いてきたから

「いやいや連れて行かんばい!調べてきたんだろ?電車どれに乗るんや」って話すと

電車を調べてきた子らは、確認し出して

残りの半数以上は調べる気配もない

「お前調べてきたんか?」と尋ねたら

「はい。調べました」と言いつつスマホを開く素振りもない

ちゃんと調べてたのは半分もいなかったような雰囲気だった

そんな15人の集団

電車の移動も

柏駅から高校への移動も

高校からホテルへの移動も

帰りの電車も

調べて前を進む子は毎回同じで

その後ろをただただ付いてくる子ら

添乗員とお客様

そんな構図だった

責任者

最初の電車の件も、他の移動もそうだけど

調べて前を進んだ子が添乗員で責任者、それに付いていく後ろ

なのに道を間違うと、なぜか添乗員が後ろのお客様に文句を言われる

「お前が間違えるけんじゃん」って

これってめちゃくちゃ大問題なの分かります?

最初の電車も同じ話で

これであってるかなって思いながら、調べた子らが最初に乗って

何も考えずに付いていって乗るお客様たち

で、スマホと電車を何度も見返しながら間違ってないかな~と思ってたら

全員そろってなかった

それをお客様たちが「お前のせい」って添乗員さんに言う

自分の足で乗った電車なのに、なぜか添乗員のせいにしている

そんな感じ

こういった空気や出来事って普段の行動からあって

それは他の学年でもそうだし、学校とかでもそうだろう

で、これが続くと最終的にどうなるかと言うと

添乗員さんがイヤになり、だったらお前がやれよってなる

そして【誰かお願いします】を擦り付け合う集団になる

集団の中で

子供も大人も同じで、少人数でも大人数でも人が集まれば集団になる

そうすると、添乗員とお客様、リーダーと部下みたいな構図は多少なりとも出来上がる

グループ、チーム、会社や組織、そういった集団の中で

誰かの言われたとおりにしか動けない

自分の行動に責任が持てない

ましてや、誰かのせいして文句を言う

そんな人にはなっていって欲しくない

大人の社会も一緒で、そんなの他人に聞かんで自分で決めろよって事はあるんだけど

自分の言動に責任を持てて、ときには困っている誰かに気づいて助けたり、引っ張っていけるような

そんな人になっていって欲しい

電車や移動の些細な出来事からのお話