指導法①

我が家のサッカー事情。ヤル気は継続していて日曜日、月曜日もグラウンドに連れていってリフティングしたり一緒にボール蹴ったりしてきた

で長男そうすけが火曜日に50回を超える最高記録を出したら、なんと翌日水曜日に驚きの展開

ダッシュで近づいて来て「96回いったよ!あと4回~!最後足が届かなかった~」って言ってきて、最高が出た嬉しさだけでなく100回いかなかった悔しさもあって、向上心の芽生えを感じられた

ついこの前まで「おれ下手だけん出来んもん」って弱音ばっかり吐いていたのにキッカケ次第で大きく成長するものだ

帰りの車では回数を抜かれた次男せいごがブチ切れ号泣で大変だったそうで(笑)

さて今日はサッカーの中身について、どんな指導をしているのかを書いていきます。

場面①

あなたはボールを持っている赤1の選手
相手ゴール前で赤2の選手がフリーの2対1の状況
この場面で最適なプレーはなんでしょうか?

正解は赤2の味方に正確なパスを出して、赤2がシュートを撃てる状況を作りだす。これが一般的なセオリーです

ドリブルで抜きに行こうもんなら「なんでパスせんとや!」ってベンチから怒鳴られるチームが多いでしょう

VIVOでもパスを選択することはもちろん正解ですが、あくまで正解の一つであって捉え方が違います

目的は【ゴールを決めること】

【パスして味方にシュートさせる】or【ドリブル突破して自分でシュートする】のは目的を達成する手段

【ゴールが決まればどちらでも良い】というのがVIVOでの正解

一番大事なのは【選択肢を持てていたのか】という点

ゴールを決められるのならパスでもドリブルでもそれこそシュートでもどちらでもいいが、ドリブルとパスを選べる状態だったかというのが大事な点

これは確率論で可能性が高い方を選ぶべきで、雨で水たまりがあればパスよりドリブルがいいかもしれないし、自分がドリブルが苦手だったり味方の方がシュートが上手いならパスを選んでもいいだろう

では実際にプレーした選手にどんなコーチングをするのかというと

ドリブルを選んだ場合は【選択肢を持てていたか】を確認する

①選手の目線を見て、味方が見えてたのなら特に何も言わない

②味方が見えていたか分からない場合は「仲間見えてた?」と問いかける

ゴールが決まろうが、ミスで終わろうがどちらであっても同じようにコーチングをする

決まっても決まらなくても「見えてた?」と確認

味方も見えていた中で自分で行った方がいいと判断してドリブルを選んだなら、結果ミスになってもOK

ただ、味方は見えていたけど自分が得点を決めたいって欲望が優先で、プレーを判断選択するマインドが無かったのならそこには声をかける

味方が見えてなければ目線が上がっていないからで、その理由も技術的な面なのか精神的な面なのかを見極めてコーチングをする

【相手守備は何を狙っているのか見える】ことも大事な点

相手の守備が【ドリブル阻止】or【パスカット】のどちらをより狙ってるのかを感じて、相手の狙いの逆を選べているのかも大事な点

これを事項で解説していきます

場面②③④

あなたはボールを持っている赤1の選手
相手ゴール前で2対2の状況
この場面で最適なプレーはなんでしょうか?

さっきと同じような場面ですが、守備の選手が一人増えたことによって一気に問いの難易度が上がりましたね

この場面での最適なプレーは?という問いに絶対的な答えはないと思います

①青2の守備選手が自分(赤1)に近ければ味方(赤2)へのパス

②青2の守備選手が味方(赤2)に近ければ自分でドリブル突破

判断基準を取り上げるならこの二択ぐらいでしょうか

では次の場面はどうでしょう

ゴール前で2対3なら【そのままやりきれ】【シュートで終われ】というコーチングが一般的ですかね

では次の場面はどうでしょうか

さすがに2対4なら【数的不利だから味方の上がりを待て】というコーチングも多くなりそうですが、時間をかければ相手守備が整うという面もあります

年代が上がれば相手ゴール前で数的優位な場面など多くは迎えられないので、目指すべき理想は【数的不利でも攻めきれる力】を身につけたいということ

だからVIVOではボールを失うことを恐れずボールを持つことを大切にしています。その過程ではボールの取られ方が悪くて失点することも多々ありますが、最終的に攻める力を身につけるための道のりです。

そこまで考えたときに最初の2対1の場面でパスを選択することも正解だけど、自分でドリブル突破をチャレンジして失敗することも一つの正解なんです

1人1人がボールをしっかり握れるようになって、相手守備を崩すための個人戦術とグループ戦術を学んでいくと、数的不利でも攻めきれる攻撃力が身についていき、観ていて面白いサッカーになっていきます

点取ってナンボの攻撃的なサッカーがVIVOのウリです

興味が湧いた方は体験参加お待ちしております☆