サッカーのコーチをやってて感じることは色々ある
選手が出来なかったことが出来るようになったときや、練習で積み上げてきたことが試合でカタチになったときはたまらなく嬉しい
単純に試合で勝てば嬉しいけど、トレマでも負けるのは嫌いだ
この時期になると巣立つメンバーがいるから寂しいし
そんな色々がある中で、これが1番嬉しい瞬間かなって思えることがある
それは【飛ぶ】瞬間に立ち会えるということ
表現が難しいから適切な言葉が出てこないけど
コツコツやって少しずつ成長していくと、いつか【めっちゃ伸びる時期】が来る
それが来そうなときは観ていて事前に分かることもあって
「あ~これは来そうだな~!やっぱ来た!よっしゃー!」みたいな
それが一番嬉しい瞬間かな
とある選手の話①
小2の夏からVIVOに入った
当時の記憶を鮮明には覚えてはいないが、お世辞にも運動能力が高いとは言えない
はっきり言えば、運動音痴と言えるぐらいのスタートだったのは覚えている
真面目な子で練習は休まず来る。話もしっかり聞く。
だけど【自分に期待していない】感じがあって、難しいなと思っていた
自分は下手だとか、自分はダメだみたいに思い込んでいる子を上げていくのって難しいんだよね
失敗しても「俺は下手くそなんで~」みたいに馬鹿やって誤魔化したりしてた
月日がたち学年が上がり6年生のころかな
「お前一生そのキャラでいくつもりなんや」って話したのを覚えている
色んなことがキッカケになり、本気で向き合うようになっていったんだろう
まったく出来なかったリフティングも少しずつ出来るようになり、ランは学年でも上の方に上がっていった
で、試合に出れるレベルになっていった
以前はボールを受けようとはしなかったのに、自分からパスを要求し味方に指示を出したりするように
大きな大きな変化と成長だ
そんな姿を見られるのは、ほんとにありがたいこと
とある選手の話②
近い学年では有名な話だけど、公式戦でおれが過去1ブチ切れた試合があって(笑)
ある年代の5年生の新人戦の話
技術的な部分などはまだまだだったけど、PK戦を3連チャン勝ち抜きベスト8まで進んだ
で迎えたラウンド8、勝てば準決勝へ進めるという舞台
アップ中から二人ほどお腹痛いと言い出す
で、試合が始まると、そこからやられてすぐに4失点
試合前、試合中どれだけ声をかけても変わらずで、前半途中で交代
そしたらその後は失点もせずに最後までいった
そこから4年間、その日のことをイジリ倒していたが
そのうちの1人のK高校に進学したT君
先日の高校新人戦で1年生ながら出場していたそうだ
嬉しい報告だね
どちらの話にも共通して言えることが
彼らが自分自身と向き合ったから、失敗を成長に繋げられたということ
そして、歩み続けてきたから【今の姿】があるということ
さて、今後はどうなっていくのでしょうか。楽しみだね